AR-M2を実際ご使用してみてのご感想
eイヤホンの西様にAM-M2ご使用のご感想を伺いました。

AR-M2を実際ご使用してみてのご感想

Acoustic Research社が輩出する数少ないポータブルオーディオデバイスとして発売前から注目されていたのがこのAR-M2です。ぱっと見は某社のスマートフォンのようでありますが、その実本格的なオーディオ志向で設計された「かなり」高音質なポータブルオーディオプレイヤーなのです。

他のオーディオ用DACに比べ2~4倍の性能をうたうDACチップ、Android OSを採用しながらもその音質的不利性を理解し、独自のオーディオパスを活用して高音質化を図っています。そのため操作性の良さはAndroidのそれでありながら、驚くほどの高音質を実現しています。

音質へのこだわりが行き過ぎているかな?と思う点も実はあります。個人的に少し気になるのは「アンプがOSから完全に独立している」ところ。これにより非常にパワフルでクリアな駆動力を実現していますが、アナログ設計のボリューム故にディスプレイに現在のボリュームポジションが表示されないのが少し不便。これは設計時にわかっているはずなので、そんな利便性よりも音質向上を優先したのでしょう。使い始めは少し気になると思います。

しかし、そんな些細な点を犠牲にしたせいか、驚異的にS/Nが高く、チャンネルセパレーションにも優れた音に仕上がっています。特にボーカルに対するフォーカスの定まり方や、やや硬質で伸びやかな高音域の再生音には鬼気迫るものがあり、アコースティック+ボーカルの音源とはベストマッチです。最近柴田 淳さんのハイレゾ音源を気に入ってよく聴くのですが、図らずしも相性が「極上」によく、評価用にお貸出しいただいていたAR-M2をご返却したくなくなるほど気に入っております。おすすめはアルバム「親愛なる君へ」収録の「カラフル」や、「あなたと見た夢 君のいない朝」収録の「ノマド」などです。いや全般的に非常に相性が良いのですが。

特別ボーカルとしか合わないということではなく、クラブミュージック系、好きなアーティストだとDE DE MOUSEなども色彩鮮やかに力強く再生してくれます。 また、アンプ部が非常に強力でヘッドホン(例えばゼンハイザーHD25等)も余裕で再生できるのですが、カスタムIEMなどでは音量が取れすぎてしまうため、能率のよいイヤモニやイヤホンとは少々相性の悪さを感じてしまうかもしれません。

お客様へ一言

「女性ボーカル好きの皆さん、絶対に一度聴いてみてください」